セロリアック報告
あけましておめでとうございます。
今年もちまちまと農作業報告にもならないような、
端書をつらつらと綴りたいと思います。
今回は昨年一年かけて試した「セロリアック」の栽培報告をば。
セロリアックは、
- 見た目はカブのよう
- 葉の部分が一般的なセロリの可食部に当たる
- 肥大化した根茎を主に食べる
とのことで、初めてその姿を見たときにそのインパクトに魅せられ、
いの一番に栽培する決意を定めた植物でした。
種まきは3月下旬頃、
それからベランダにて育苗プラグ→ポットへと大きさに連れて移植。
あまり栽培の参考文献が少なかったのですが、
- 寒さにはすこぶる強いが暑さに弱い
- 根茎部を膨らますために土寄せ必須
上記二点が確実っぽかったので、
昨年度は本格栽培の前段階として、
- 9月上旬定植
- 11月中旬定植
の二回に分けてみました。
結果としては、
「暑さのリスクはあるものの定植は早めの方が良い」
なのかなと思いました。
そもそも書籍には定植期は7、8月頃と多く書かれており、
夏の暑さが心配だったのでどちらも遅めにしたのですが、
9月定植の方が確実に大きくなりました。
(最初の写真も9月定植のもの)
対して11月定植のものは、
普通のセロリのミニミニ版という感じでした。
加えて、9月定植の方は即効性の化成肥料を2回程度追肥しました。
こちらもこれから生育が追いつく可能性も少なからず期待してはいますが、
その可能性は低いのかなと。
しかしながら、比べて育った9月定植の方も大きさはピンポン球くらいで、
前述の通りもう少し定植を早めていればより大きくなったのかなと思いました。
今年はもう少し株数を増やして、
より広く実験的に栽培してみたいと思います。
あまり馴染みの無い野菜だけに需要はあるのかなと。
味も根茎の部分は濃厚かつ癖のないセロリといった感じで、
葉の部分も美味しく食べられたので、
今年は本腰を入れて、やってみます。
ちっちゃい。
年末のこと
またまた更新が空いてしまい、
もう話の頭にいちいち話すのも億劫なので、
(自分に言い訳しても仕方がないので
もう「こういう更新ペースなんだ」と思うようにしました。
さて、ここ最近は越冬に備えて、既に植えた
- にんにく
- らっきょう
の土寄せやら追肥やら雑草取りやらエトセトラエトセトラ。
基本は週末農業なのでそれほど面倒も見てやれないので、
手間がかからずすくすく育ってくれて助かりました。
そして来るべき春に植えたものは、
赤玉ねぎ2種類を各60株ずつ植えました。
- 猩々赤
- レッドグラマー
植えつけたのが11月中頃と少し遅かったのに加え、
その直後に凄まじい雨風に晒され、
「もう無理かな」と半ば諦め掛けていたのですが、
しっかり定着してくれたようで一安心です。
株間を5cm程度のかなりきつめの植えつけにしたのですが、
こうすることで根張りが良くなるのと、
同じ畝でも数多く植えられる効果があるそうです。
あとはマルチの代わりに籾殻で簡易的に。
見ての通り水はけがすこぶる悪い畑なので、
籾殻を加えて吸水性が上がればと思います。
それでは今回はこの辺りで。
秋らしい料理を
すっかりご無沙汰してしまいました。
さつまいも掘りの後片付けや、
先日の台風、雨風のためあまり畑に行けませんでした。
残っているさつまいもは大丈夫かなあ、とか
らっきょうとかニンニクは吹っ飛んでるんじゃないかなあ、とか
色々心配だったのですが、
気を揉んでも仕方ないので、
スイートポテト作ってました。
上は「隼人芋」、下は「パープルスイートロード」のもの。
こうやってみると色が違って違うお芋で作ったものみたいですね。
久々のブログなのでリハビリも兼ねて短くこの辺りで。
次回はニンニクたちの進捗状況をば。
試し掘りのこと(3)
いよいよさつまいも三部作の完結編です。
- 隼人芋
満を持して試し掘りです。
少し赤みがかったさつまいもなのでしょうか。
隼人芋は別名を「にんじん芋」というらしく、
この赤みはにんじんと同じく「カロテン」が豊富な証拠なのだそうです。
植え付けにあたり「珍しい品種を食べてみたい」と思い、
今回の三種を選んだのですが、
この「隼人芋」の写真が鮮やかな鮭肉色で、
真っ先に購入したのです。
なんだか思っていたのと違い、
まだ色が浅く部分的な感じがしますが(まだ収穫が早かったのかな
なんだか可愛らしいファンシーなお芋さんです。
(白い液体は「ヤラピン」という下剤効果のある元々含まれているものだそうです。
今回は蒸して潰して、
スイートポテト風にして食べました。
とにかく今までの二種に比べて断然甘いです。
とても美味しかったです。ごちそうさまでした。
次は冬に向けて畑を整えます。
あと、写真が汚いので勉強します。
試し掘りのこと(2)
前回の記事からしばらくして、
初夏に植えた三種類のさつまいものうち、
- シモン1号
を前回は試し掘りをしました。
結果は丸くて可愛らしいじゃがいもみたいなおいもさんが獲れました。
次に試し掘りをしたのが、
- パープルスイートロード
でした。
こちらも丸くてじゃがいもみたいですが。
色が若干さつまいもらしい見た目です。
ですが、切ってみると
どこからが皮でどこからが身なのか分からないくらい紫色。
カメラの具合で毒々しい見た目ですが、
実物はもう少し落ち着いた色合いでした。
芋のつるも筋が紫色で、他の品種より育成が旺盛な感じがしました。
つるは葉っぱをとって軽く塩で下茹でしてジップロックに入れて冷凍。
お芋は今年初のさつまいもご飯に。
食感は若干ネッチョリした口当たりで、
味は予想以上に甘かったのですがペタペタした甘さではなく、
さらっとした甘さですごく美味しかったです。
次回はさつまいも三部作の完結編です。
なのに晴れの日が続かず、いつになるのか。
試し掘りのこと(1)
三連休の前半はとても天気が良く、
前回の記事の最後にも書いた通り、
にんにくを一気に植えました。
にんにくって房をほどくとあんなにあるんだと、
半ば半泣きになりながら急遽耕した畝にせっせと植えました。
(汗だくで写真どころじゃなく、素で撮るのを忘れていました
併せて、今後は天気が良くなりそうにないので、
さつまいもの試し掘りをしました。
三種類植えたうちの一つ「シモン1号」を掘ってみました。
いざ掘ってみるとなかなか芋が出てこない。
「もしかしてつるぼけしすぎて芋が育たなかったのかしら」
再び泣きそうになりながらせっせと手小手で掘っていると、
無事に出てきたのがこちら。
土が硬くて縦に伸びなかったからこんな丸い形なのかはわかりません。
白い見た目と、葉や茎も栄養価が高く、
薬用として粉末にしてお茶にしたりしてもいいみたいです。
そしてこちらが断面。
見た目は完全にじゃがいもそのものでしたが、
食べてみると完全にさつまいもでした。
甘みが控えめで、あっさりとしている感じがしたので、
干し芋とかにしてもいいのかなと。
今回は芋1個だけ掘ったのですが、
本収穫の際には葉や茎も一緒に食べ比べてみようかなと思います。
次回はまた別の種類を掘ってみようと思います。
秋冬に向けた畑のこと
社会人生活の合間にちまちまと畑を始めようと決意したのは、
(決意というほど大それたものではない)
農家の子どもであったことが大きいのかなと思います。
そんなことで、使っていない畑をすぐに貸してもらい、
自己満足で細々と菜園らしくなるよう開墾中です。
見てお分かりのとおり、ガラガラの土と呆れるほど水はけが悪く、
トラクターでうっても雨が降ればすぐにカチコチの土に逆戻りな畑です。
ですが、休耕期間が10年以上と聞けば、「ああ」と納得できてしまいます。
そんなこんなで秋冬に向けて今も植え付けているところだったりします。
上の写真では「さつまいも」が定植しています。
種類は、
- 隼人いも
- シモン1号
- パープルスイートロード
を植えました。
どれもつるの成長が著しいので、つるを程よくカットして食べたりもします。
葉っぱをとったり、薄皮を剥くのがめんどくさい。
あとは島らっきょうも植えました。
沖縄=暑いみたいなイメージだったので、ここ数年の異常な暑さを考えれば、
沖縄じゃなくても育つのかなと思い。
畑に定植したそばからスコール並みのどしゃぶりで心配しましたが、
何とか可愛らしい芽を出してくれて一安心です。
今週末は晴れらしいので、次はにんにくを植えます。
房をほどいてみたら予想以上にあって戦々恐々です。