開墾はベランダから

農業のことを中心に日々の雑感などつれづれに

収穫中間報告〜セロリアック編〜

こんにちは。

前回の記事では雪の降った・降らないあたりの時期で、

流石にセロリアックの片付けもしないと、

なんて思っていたのですが。

 

ここ数日は嘘のような晴れ間と温かい天気が続き、

「まだおっきくなるんじゃないか...」

「もう少し、もう少し...」

と無意味な抵抗をしていました。

 

そうしたところ、

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セロリアック2月(11ヶ月経過)

分かりづらいのですが、

「トウ立ち」しているような感触が...

植物は温度や日長など、ある一定の条件が揃うと、生長点(茎頂分裂組織)に花芽ができ(花芽分化)、その後、花芽が発育してトウ立ちし、開花へと進みます。この花芽分化が栄養生長から生殖生長への転換点となります。
いったん生長点に花芽が形成されると、新たな葉ができなくなります。

これはいかんと思い、数少ないセロリアックの栽培記録等を探すと、

定植したての小苗が、12.7℃以下の気温に10日間以上当たると、トウ立ちの原因になります。

との文言が。

植え付けの遅かった今回のセロリアックのサイズは小苗と呼んでも

おかしくないサイズ。

加えて、ここ数日の温暖な天気の前は氷点下も珍しくない寒い天気が続いていました。

 

まだそうと決まったわけではないのですが、

なんとなくそんな気がしてしまい急いで収穫。

(ただし、億が一の確立にかけて全て収穫しないところもあったり...

 

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セロリアックの断面

今回収穫したセロリアックの根部はゴルフボール大よりやや小さめ程度。

前回の際よりは大きくなっていましたが、

反面、葉の部分はえぐみがひどく食べられませんでした。

(茎の部分は前回同様食べられました。

 

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セロリアックのポトフ

大きめにカットしてポトフ風のスープにして頂きました。

(中央の西洋ワサビみたいな見た目のものがセロリアックです。

肝心のお味はまろやかなセロリという感じで、

なんとも形容しがたい旨味。

香りづけにもバッチリで汁物にも相性が良いみたいです。

 

育てるのは大変ですが、それにたり得る味を持つセロリアック

今年も頑張って作り続けてみたいと思います。