2020_01
全国的に夏日に近くなった今日ですが、
御多分に漏れず25度以上を超える絶好の畑日和になりました。
GWもどこにも行かずに暇を持て余しているので、
冬明けから今日までの作業を備忘録的にまとめて残していこうかと思います。
(2020.03/07)
今年は去年より大きな畑が借りられたので、
「農業所得を出す」を目指して少しばかり大規模に展開することとしました。
まず、畑の始まりとして選んだのは「じゃがいも」。
以上、5種類を植えつけました。
それぞれ少し自宅の一部屋に置き、カーテンは開けて部屋自体は締め切った状態にし、
一月ほどして芽出しを確認後に植えつけました。
(2020.04.12)
晴天をみていよいよじゃがいもたちを植えつけました。
基本的には週末農業スタイルなので、雑草の相手が辛いため、
マルチを張るスタイルです。
- 95cm幅黒マルチを張る
- 株間30cmの2列によりカッターで切れ目を入れる
- 入れた切れ目に種芋を差し込む(基本は「逆さ植え」)
雑誌に掲載されていた上記のやり方にしました。
黒マルチで日光が遮られているため、土寄せの心配が無いのと、
収穫の際はマルチをはがせばゴロゴロ拾うだけでOKというのが良いなと思い。
ただし、今現在になって思うとより良い植えつけの順番は、
- 畝を作る
- 種芋を置く
- 黒マルチを上から張る
- 芽が出てきてマルチが盛り上がっている部分に切れ目を入れる
この順番がベストかなと思いました。
理由は、後々の写真にも出てきますがあらかじめ切れ目を入れてしまうと、
必ずしもそこから芽が出てくれるとは限らず、
加えて芽が切れ目から出る最中でより切れ目を広げてしまうからです。
この黒マルチ栽培は日光が当たらない(=芋が緑化しない)のがミソなので、
あまり切れ目を広げたく無いのです。
話は変わって、写真の右隅にあるのはトマトの種まきをしたものです。
珍しいトマトだったので苗がなかったのと、
種から育てるのも勉強と思い育ててみました。
(2020.04.15)
またまた話が変わって今度は越冬した玉葱について。
順調にすくすく育っていたのですが、
葉っぱに斑点模様が。
「割とこんな玉葱よく見るよなあ」と思いながら、
何らかの病気なんだろうと調べて見ると、
ボトリチス菌による葉枯病にたどり着きました。
原因は密植と水はけの悪さと、痛いところをつかれたなあと。
とりあえずこれも調べた「竹酢液」を所定まで薄めたものを散布しました。
結果、今現在は斑点は少なくなり順調に育っているのですが、
こちらも反省点。
前のブログに書いたような「密植植え」ですが、
絶望的に水気はけが悪い畑ではこうした病気にかかりやすくなる気がしたのと、
加えて土が硬くしまりすぎているので密植すると、
玉葱があまり大きくならない気がしました。
ただ、まだ生育途中なのでどうなるかはわからないです。
そして、
発芽しました。
(その2へ続く)
収穫中間報告〜セロリアック編〜
こんにちは。
前回の記事では雪の降った・降らないあたりの時期で、
流石にセロリアックの片付けもしないと、
なんて思っていたのですが。
ここ数日は嘘のような晴れ間と温かい天気が続き、
「まだおっきくなるんじゃないか...」
「もう少し、もう少し...」
と無意味な抵抗をしていました。
そうしたところ、
分かりづらいのですが、
「トウ立ち」しているような感触が...
植物は温度や日長など、ある一定の条件が揃うと、生長点(茎頂分裂組織)に花芽ができ(花芽分化)、その後、花芽が発育してトウ立ちし、開花へと進みます。この花芽分化が栄養生長から生殖生長への転換点となります。
いったん生長点に花芽が形成されると、新たな葉ができなくなります。
これはいかんと思い、数少ないセロリアックの栽培記録等を探すと、
定植したての小苗が、12.7℃以下の気温に10日間以上当たると、トウ立ちの原因になります。
との文言が。
植え付けの遅かった今回のセロリアックのサイズは小苗と呼んでも
おかしくないサイズ。
加えて、ここ数日の温暖な天気の前は氷点下も珍しくない寒い天気が続いていました。
まだそうと決まったわけではないのですが、
なんとなくそんな気がしてしまい急いで収穫。
(ただし、億が一の確立にかけて全て収穫しないところもあったり...
今回収穫したセロリアックの根部はゴルフボール大よりやや小さめ程度。
前回の際よりは大きくなっていましたが、
反面、葉の部分はえぐみがひどく食べられませんでした。
(茎の部分は前回同様食べられました。
大きめにカットしてポトフ風のスープにして頂きました。
(中央の西洋ワサビみたいな見た目のものがセロリアックです。
肝心のお味はまろやかなセロリという感じで、
なんとも形容しがたい旨味。
香りづけにもバッチリで汁物にも相性が良いみたいです。
育てるのは大変ですが、それにたり得る味を持つセロリアック。
今年も頑張って作り続けてみたいと思います。
冬の畑とセロリアックの挑戦
こんにちは、
2020年も1ヶ月が過ぎて2月も半ばに差しかかろうとし、
雪も降らないので春植えのことも考え始めた矢先、
雪が降りました。
今日はそんな雪が降る前の畑の状況をば。
初めて育てたたまねぎですが、
活着後はあんまり育たないんだなあと感じました。
よく「野菜は寒さに当たると大きくなる」みたいな知恵袋的情報を聞くので、
きっとそうなんだろうと信じ、とりあえず追肥をしておきました。
あと、保温のために定植後に籾殻を撒いておいたのですが、
そのせいなのか、あるいは植え付けが冬だったからなのか、
雑草が全然無くって驚きました。
こちらがにんにくの畝。
たまねぎと同様に籾殻は撒いたのですが、
雑草が茂った上に撒いたのであんまり効果もなかったみたいです。
(そもそもこまめに雑草処理をすればいいという話はおいておいて。
そして昨年の3月頃に種まきをして、約一年。
暑さには弱いが寒さにはすこぶる強いということが分かったので、
どこまで生育期間が続くのか実験的に残しているセロリアック。
もう少し暖かくなったら今年の種まきをとも考えていますが、
ここにきて成長が進む2019ver.セロリアック。
前記事の通り、定植が遅かったこともあり今になっての成長なのかなと思います。
ですが流石に雪も降り、
そろそろ収穫しようと思います。
次回はセロリアック大収穫祭り!!
セロリアック報告
あけましておめでとうございます。
今年もちまちまと農作業報告にもならないような、
端書をつらつらと綴りたいと思います。
今回は昨年一年かけて試した「セロリアック」の栽培報告をば。
セロリアックは、
- 見た目はカブのよう
- 葉の部分が一般的なセロリの可食部に当たる
- 肥大化した根茎を主に食べる
とのことで、初めてその姿を見たときにそのインパクトに魅せられ、
いの一番に栽培する決意を定めた植物でした。
種まきは3月下旬頃、
それからベランダにて育苗プラグ→ポットへと大きさに連れて移植。
あまり栽培の参考文献が少なかったのですが、
- 寒さにはすこぶる強いが暑さに弱い
- 根茎部を膨らますために土寄せ必須
上記二点が確実っぽかったので、
昨年度は本格栽培の前段階として、
- 9月上旬定植
- 11月中旬定植
の二回に分けてみました。
結果としては、
「暑さのリスクはあるものの定植は早めの方が良い」
なのかなと思いました。
そもそも書籍には定植期は7、8月頃と多く書かれており、
夏の暑さが心配だったのでどちらも遅めにしたのですが、
9月定植の方が確実に大きくなりました。
(最初の写真も9月定植のもの)
対して11月定植のものは、
普通のセロリのミニミニ版という感じでした。
加えて、9月定植の方は即効性の化成肥料を2回程度追肥しました。
こちらもこれから生育が追いつく可能性も少なからず期待してはいますが、
その可能性は低いのかなと。
しかしながら、比べて育った9月定植の方も大きさはピンポン球くらいで、
前述の通りもう少し定植を早めていればより大きくなったのかなと思いました。
今年はもう少し株数を増やして、
より広く実験的に栽培してみたいと思います。
あまり馴染みの無い野菜だけに需要はあるのかなと。
味も根茎の部分は濃厚かつ癖のないセロリといった感じで、
葉の部分も美味しく食べられたので、
今年は本腰を入れて、やってみます。
ちっちゃい。
年末のこと
またまた更新が空いてしまい、
もう話の頭にいちいち話すのも億劫なので、
(自分に言い訳しても仕方がないので
もう「こういう更新ペースなんだ」と思うようにしました。
さて、ここ最近は越冬に備えて、既に植えた
- にんにく
- らっきょう
の土寄せやら追肥やら雑草取りやらエトセトラエトセトラ。
基本は週末農業なのでそれほど面倒も見てやれないので、
手間がかからずすくすく育ってくれて助かりました。
そして来るべき春に植えたものは、
赤玉ねぎ2種類を各60株ずつ植えました。
- 猩々赤
- レッドグラマー
植えつけたのが11月中頃と少し遅かったのに加え、
その直後に凄まじい雨風に晒され、
「もう無理かな」と半ば諦め掛けていたのですが、
しっかり定着してくれたようで一安心です。
株間を5cm程度のかなりきつめの植えつけにしたのですが、
こうすることで根張りが良くなるのと、
同じ畝でも数多く植えられる効果があるそうです。
あとはマルチの代わりに籾殻で簡易的に。
見ての通り水はけがすこぶる悪い畑なので、
籾殻を加えて吸水性が上がればと思います。
それでは今回はこの辺りで。
秋らしい料理を
すっかりご無沙汰してしまいました。
さつまいも掘りの後片付けや、
先日の台風、雨風のためあまり畑に行けませんでした。
残っているさつまいもは大丈夫かなあ、とか
らっきょうとかニンニクは吹っ飛んでるんじゃないかなあ、とか
色々心配だったのですが、
気を揉んでも仕方ないので、
スイートポテト作ってました。
上は「隼人芋」、下は「パープルスイートロード」のもの。
こうやってみると色が違って違うお芋で作ったものみたいですね。
久々のブログなのでリハビリも兼ねて短くこの辺りで。
次回はニンニクたちの進捗状況をば。
試し掘りのこと(3)
いよいよさつまいも三部作の完結編です。
- 隼人芋
満を持して試し掘りです。
少し赤みがかったさつまいもなのでしょうか。
隼人芋は別名を「にんじん芋」というらしく、
この赤みはにんじんと同じく「カロテン」が豊富な証拠なのだそうです。
植え付けにあたり「珍しい品種を食べてみたい」と思い、
今回の三種を選んだのですが、
この「隼人芋」の写真が鮮やかな鮭肉色で、
真っ先に購入したのです。
なんだか思っていたのと違い、
まだ色が浅く部分的な感じがしますが(まだ収穫が早かったのかな
なんだか可愛らしいファンシーなお芋さんです。
(白い液体は「ヤラピン」という下剤効果のある元々含まれているものだそうです。
今回は蒸して潰して、
スイートポテト風にして食べました。
とにかく今までの二種に比べて断然甘いです。
とても美味しかったです。ごちそうさまでした。
次は冬に向けて畑を整えます。
あと、写真が汚いので勉強します。